車両の位置と姿勢を予測するためにジャイロセンサーを利用しています。ジャイロセンサーは、完全に静止していても継続的にわずかに変動します。この変動量(ずれ)はジャイロセンサーの「ドリフト」と呼ばれています。「ドリフト補正値」はあらかじめそのずれを設定しておき、走行時に差し引いてなるべく正確な値を計算するために利用します。手動でこのドリフト補正値を入力するはとても難しいので、「静止しているとき」のジャイロセンサーの値をドリフト補正値として使用します。
ジャイロセンサーのドリフト補正値を調整しない場合、車両シンボルの前に表示される進行方向の「予測地点」が真っ直ぐ走っていても左右どちらかに曲がって(偏って)表示され、正確な自動操舵ができない原因になりますのでご注意ください。
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